ライブでゴーゴー20周年に想うこと

ライブでゴーゴーは2004年の7月に誕生したらしい。そして今年7月に生誕20周年を迎えるとな。

ここ数年でスマホでのチャットが主流になったが、その当時は全員パソコンを使っていた。なぜスマホでは出来なかったかというと、スマホがまだ無かったから。

詳細にいうと当時人気を誇っていたブラウザプラグイン「Flash Player」とサーバ側のソフトウェアである「Flash Communication Server」を使ってライブチャットは実現されていた。そしてFlash Playerはパソコンでしか使えなかった。

今では音声が主流だが、ほとんどの女の子はタイピングで文字を打ってたし、会員側もタイピングだった。もちろん女性側がウェブカメラで映像を映すのは義務だったけどね。

元々ライブチャットというのはアダルトサイトしか無かった。一番最初のノンアダルトのサイトは「ガールズオンエアー(略称GOA)」。今よりも料金が高かったらしい。そこに1分100円の現在の料金相場で誕生したのがライブでゴーゴーかと。ちなみに同じくらいの時期に「マシェリ」というサイトも出てきて、これは現在の「マシェライブ」。あと「BBchatTV」も。

その後ガールズオンエアーは勢いを失い、2008年8月31日に閉鎖した。ゴーゴーが誕生した約4年後のことである。

その後は雨後の筍のようにライブチャットサイトが乱立した。ノンアダルトとして残ったのはマシェリ、BBchat.tv、ライブでゴーゴー、おちゃである。チャッティ(閉鎖)というサイトもあったけどこれは「おちゃ」と同じだった。

当時は数が多かったので特色のあるサイトがあった。例えば、コスプレ専門とか、女子高生専門とか、フィリピン女性専門とか。今では人妻・熟女系、アダルト系、ノンアダルト系に分かれる(バーチャル系もあるか)。

一時期はBBチャットTVが一番盛り上がっていたが、その後マシェリが圧倒的に盛り上がってきた。女の子はリアルなお店と違ってとても軽いノリでサイトを移籍することがあり、結構競争が激しかった。

その後、勢いを落としたライブでゴーゴーは2014年にリアズに買収される。リアズは元々エンジェルライブ、エンジェルキッス(閉鎖)を運営、チャットピアを買収・運営していた会社である。アダルトサイトの運営による資金力をもってライブでゴーゴーを再生させ、ついにはピーク時のオンライン数でマシェリを追い越し現在では日本最大を誇るノンアダルトライブチャットとなった。

参照: ライブでゴーゴー再建録① ここが変だよライブでゴーゴー

それまで使われていたFlash Playerのサポート終了に伴い、FlashからWebRTCというブラウザ標準の技術に切り替え、パソコンでもスマホでも普通にビデオチャットができるようになった。

マシェリは一時サイトを閉鎖し、マシェライブというスマホに主軸を移したような感じに変わった。現在なかなか人気っぽいが、ゴーゴーほどではないはず。

よく20年も続いたなって思うけど、リリース当初から「いいサイト」だった。だから20年も続いたのだろう。

20周年おめでとう。

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